コラム

梅干しの漬け汁を活用。絶品なめたけの作り方をご紹介

なめたけと聞くと瓶で売っているものを想像しますが実はとても簡単に作れます。
今回梅干しの漬け汁で作ってみたところ美味しく仕上がったので紹介したいと思います。

※作り方の紹介でレシピではありません。

なめたけとは?

なめたけって作ったことありますか?
聞くと「ためたけって何のきのこ?」と聞かれることもしばしば。

そういえば「なめ茸」というきのこがあるのかな?
調べるとなめ茸という名前のきのこはなく、地域にもよっても異なるのだそうですが、一般的にえのき茸を醤油で煮たものを指すことが多いのだそうです。

私にとって「なめため」とはスーパーでよく見かける瓶漬けの醤油煮です。

なめたけの材料

食材:えのき茸
調味料:醤油、みりん、酒、砂糖

以上、とてもシンプルです。今まで上記の材料で作っていましたが、そう言えば一般的なレシピを見たことがなかったなと検索をしてみると「お酢」を入れているレシピが多い。

言われてみるとなめたけって酸味があるな。
スーパーで売っている商品もにお酢が使われているのか気になり見てみると「魚醤」の文字を発見。

えのき茸自体にほんのり酸味があるとも思いますが、あの酸味は魚醤の風味なのでしょうか?
詳しくはわからないですが、とにかく酸味をつけることが美味しさのポイントになりそうです。

梅干しの漬け汁を活用

さて、なめたけには酸味が必要だとわかりましたが「しまった!お酢がない!!」
お酢を切らしており、冷蔵庫に入っている酸味があるものを探すと…梅干し?
しかし梅干しを入れたらそれはもう「なめたけ」ではなく「えのきの梅煮」じゃないか。

そこで梅干しの漬け汁のみを使用することにしてみました。
前々からこの漬け汁を活用できる方法を考えていたのでこれは丁度いいかもしれない。
そしてこれが美味しかったのです!

なめたけの作り方

作り方と言っても切って調味料入れて少し煮立てるだけ。
10分もかかりません。

まずはえのき茸をカット。

根元部分をカットする時に気になるおがくず。
まな板が汚れるのが嫌なので私はビニールから取り出さず、そのままカットします。

そうすることにより、おがくずがでまな板が汚れず、そのままポイすることができます。
しかし切り方によってはビニールの切れ端がえのき茸に付着する可能性があるので注意してください。

根元部分をカットしたらお好みの長さでカット。
今回は4等分にしました。

そしてカットしたえのき茸と調味料を鍋に入れ中火にかけます。
醤油、みりん、酒は大体同じくらいの量で砂糖はお好みです。
今回使用した梅干しの漬け汁は甘めのものだったので、お砂糖は気持ち少なめにしました。

水や出汁を入れるレシピも存在しますが、えのき茸の水分のみでも十分なので今回は調味料のみです。

焦げないように鍋底を混ぜながら中火で1分程煮詰めると水分が出てきます。
ここで味見をしてもう少し煮詰めることを想定しながら味の調整をします。

更に3・4分ほど煮詰めるとトロみが出てきます。

中火から弱火に変え、ここで梅干しの漬け汁を投入!
そして30秒程、火を通しました。

これにて完成です!

粗熱をとってから容器に入れ、更に冷蔵庫で冷やします。
作りたての熱々で食べても美味しいですが、更にトロみが欲しい場合は冷やしてから食べてみてください!

梅干しの漬け汁で作ったなめため

さて、梅干しの味がするのか?
今回大さじ1入れてみましたが酸味は少々感じられるものの、梅の味は言われないとわからないレベルでした。
まろやかな酸味で上手くまとまった味になり出来栄えとしては満足。

しかしせっかく梅干しの漬け汁を使うのだから梅の味を感じたいと言う場合は、粗熱をとってから漬け汁を混ぜる方法が良いと思います。(漬け汁を入れてから火を通さない。)

個人的になめたけには「お豆腐」が好きなのですが、きのこの混ぜご飯にかける「追いきのこ」にしても大変美味しかったです!

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この記事の執筆者

グルメブロガー バーボンなつき

将来の夢は「板前」から始まりました。
それなのになぜかSE・一般事務・経理を経験。
しかし飲食への熱い思いは留まることがなく、エンゲル係数が高い生活へ。
作る、見る、食べる、食べてもらうことが好き。

キャッチコピーは【胃の中に入るものは何でも好き。】
しかしピーマンは食べられません。