コラム

北海道限定コアップガラナはなぜ北海道で根付いたのか?

小学生の時に北海道長万部(おしゃまんべ)に住んでいました。先日イトーヨーカドーで北海道物産を行っておりCo-up Guaranaが販売されており、懐かしさのあまり買い占めをしてしまいました。

ガラナ飲料水の発祥は?

そもそもガラナとはアマゾン川流域で野生する植物です。(ガラナ自体は味は殆どない)
ガラナ飲料はどこが発祥なのか?
ガラナはもともとブラジルの先住民が薬用として使用しており、それに目を付けた会社が1921年よりガラナを使った飲料水の製造を開始。
その後ブラジルで国民的ドリンクになっていったそうです。

なぜ北海道で根付いたのか?

気になるのはなぜブラジル発祥のドリンクが北海道限定商品なのか?
北海道に住んでいる時によくこの「コアップガラナ」を飲んでいました。
その歴史を簡単に紐解いてみる。

  • 昭和32年頃コーラが日本で発売されることになった
  • 昭和35年コーラに対抗する為、日本の飲料メーカーが結束して開発
  • コーラの勢いに勝てず苦戦
  • 北海道はコーラの進出が遅れた為、コーラより先にガラナ飲料が定着

そうだったのかコアップガラナ!!

なぜガラナ飲料だったのか?

さらに気になるのはなぜ日本の飲料メーカーはガラナ飲料に目をつけたのか?
その当時、ガラナ飲料が圧倒的シェアを誇っていたブラジルにおいてコーラの販売が苦戦。
それに目をつけた日本の飲料メーカーがブラジル大使館に協力を仰ぎ、日本人向けのガラナ飲料水の開発に至ったそうです。

北海道に住み、よく飲んでいた当時は北海道で誕生した飲料水だと思っていました。
地域限定商品はその土地で誕生した商品が殆どだと思いますが、発祥ではないのにその地に根付くって珍しいパターンですよね。
ブラジルが協力してくれて開発された商品だということを知って飲むとまた感慨深いです。

ガラナ飲料、実は種類が多いんです。

コアップガラナは「統一商標」です。
それなので複数のメーカーが製造・販売しています。
色んなメーカーのガラナを飲んでみても楽しいかもしれませんね。

私がよく飲んでいたガラナ飲料は株式会社小原の「Co-up Guarana」
ガラナ飲料で最も高いシェアを誇っており、昭和35年から販売開始と歴史もあります。
ペットボトルと瓶で販売しているのですが、ペットと瓶では若干味が違うらしいのですが残念ながら私はペットボトルでしか飲んだことがないです。

また、株式会社小原が販売している瓶のコアップガラナですが、ホッピービバレッジが販売しているコアップガラナと全く同じ瓶で発売をしています。
味も異なるので購入をする際は製造元を確認する必要があります。

コアップガラナの味

飲んだことが無い方に味を伝える時、私の個人的な感想ですが「ドクターペッパーに近い味」と伝えています。
ドクターペッパーほど癖(ちょっと薬っぽい感じ)はなくて、少し甘みが強いかな?
色がコーラに近いのでコーラっぽいのかな?という感じもしますが色は真っ黒ではなくすこーし茶色です。
しかし、これは例えです。
やっぱり一度飲んでいただきたい!!
飲んだことがある方は「あーこれこれ!懐かしい」となるはずの独特さです。
大人になった今、これをお酒と割って飲むのもまた乙です。

ぜひ一度お試しあれ♪

  • クセ
4.5

抜粋のみを表示

北海道限定発売のコアップガラナ。ちょっとクセはありますが、北海道に住んだことがある方には懐かしい味。北海道のソウルドリンクです。

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この記事の執筆者

グルメブロガー バーボンなつき

将来の夢は「板前」から始まりました。
それなのになぜかSE・一般事務・経理を経験。
しかし飲食への熱い思いは留まることがなく、エンゲル係数が高い生活へ。
作る、見る、食べる、食べてもらうことが好き。

キャッチコピーは【胃の中に入るものは何でも好き。】
しかしピーマンは食べられません。