青森県の小川原湖といえば、シジミのイメージが強いですね。
小川原湖漁業共同組合の方がいらっしゃって、小田原湖の食材を実演して頂ける機会があったので参加してきました。
この記事のポイント
小川原湖の食材
海水と淡水が混じり合う汽水湖である小川原湖はジシミ貝の産地として有名ですが、シジミ貝以外でも、鰻、ワカサギ、シラウオ、ハゼ等が獲れることで知られています。また、宝沼と呼ばれるほど水産資源が豊富な湖です。
多種多様な生物体系を構成しており環境省より日本の重要湿地500、日本の音風景100選の指定されている他、冬には湖面が結氷し、ワカサギの穴釣りが楽しめるそうです。
よくテレビとかで見かけるワカサギ釣り。やってみたいですね(笑)
さて、そんな小川原湖の水産物を色々と試食させていただきました。
ワカサギの唐揚げ
先ずはワカサギの唐揚げから。
ワカサギのいい感じの苦味がしっかり感じられました。
ただ、もっとワカサギの風味をしっかり感じたかったので、こちらは素揚げの方がより楽しめたかもしれません。
ワカサギのアヒージョ
つづいてワカサギのアヒージョです。
こちらはワカサギの良いところが実によく出ていると思いました。ほろ苦さと微かな甘さがうまくオリーブオイルを通じて伝わってきます。
バゲットに豪快に乗せて食べるのがGood でした。
シラウオ
白魚(しらうお)は漁獲量日本一の小川原湖。名産品だけあって、醤油でシンプルに。鮮度が悪くなっていくに連れ白が強く出てくる魚ですが、こちらはまだ透明。冷凍ですが、冷凍方法が良いのでしょう。
適度な白魚らしい苦味と歯ごたえ。ぷりぷりした食感が相まって、なかなか素晴らしい味わいです。
シジミとシラウオのパスタ
これぞ、小川原湖パスタですね(笑)
小川原湖さんの名物のシジミとシラウオが贅沢に乗ったパスタです。
シジミの出汁感と、シラウオの食感がしっかり感じられる一品!
ガニ汁
そして最後にガニ汁の登場です。
上海蟹の同族異種であるモクズガニという蟹を使って作られます。
蟹を丸ごと細かく潰して、それらを素にスープを作ります。スープにはカニの身や味噌も溶け込んでいるため、温めるとそれらがフワフワとしていて独特の食感を楽しめます。
思ったより強い蟹のカンジがするわけではなくて、どちらかと言うと上質なお出汁と言った雰囲気です。
ニラや醤油、酒を加えるのが定番レシピとのことですが、これは色々と料理の幅が広がりそうなお出汁です。最近では高級なフレンチレストランとかでも使っているところがあるのだとか!?
小川原湖漁業協同組合
実際に食べてみるとその土地の食材というのはよくわかりますね。
海水と淡水が混じり合う汽水湖ならではの特産品の数々は味わいが濃厚で、ワカサギやしらうお、シジミのそれぞれの旨味を楽しめました。
また、郷土料理のガニ汁は初めて食べる食感。これはいろいろな料理に使えそうですよね。
和洋中を問わず、色々な料理人の方にどういった使い方ができるかを聞いてみたい食材だと感じました。
ごちそうさまでした。
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