おでん

日本橋 お多幸本店の「とうめし」と「おでん」で日本橋の夜を満喫!

日本橋は新しいお店から老舗のお店まであって食事をする時にお店を選ぶ楽しみがありますね。FOODee編集長 アカヌマです。

日本橋 お多幸本店

日本橋 お多幸本店に初めて食べてに行ったのは何年前だったでしょう。
詳しくは覚えてはいませんが、今日みたいにしっかり寒くておでんが最も美味しい時期だったことだけはよく覚えています。

この日も外に出て数歩歩いたところで「おでんが食べたいな。」って思い返して引き返してまでお多幸本店に足が向いたわけですからね。

寒い日にはやっぱりおでんとか、鍋とかが食べたくなるのです。

ちなみに、「お多幸」と名のつくおでん屋さんは首都圏でよく見受けられますが、元々は太田幸(おおたこう)さんというおばあちゃんが自分の名前をとって、またお客様に「幸、多かれ」という願いを込めてお多幸という屋号でお店をはじめたのがきっかけだそうです。

その後、暖簾分けを繰り返して現在のように「お多幸」を名乗るお店が各地にあるなんて、陳麻婆豆腐みたいな歴史を感じてなんだかノスタルジーを感じてしまいます。

そして、こちらのお店、やっぱり有名なのは「おでん」と「とうめし」でしょうか。

おでんの出汁は昭和23年から継ぎ足しで使っているお出汁。移転の際は知り合いのマグロ屋さんに冷凍保存をしてもらってまで守り抜いたという秘伝出汁をしっかり味わいたいと思います。

おでん

先ずはおでんを「おまかせ」で。ビールを頼んで、ついでにとりあえず的なノリだとついつい「おまかせ」に行きがちです。

一般的には魅力的なラインナップとは言えない(失礼)かもしれませんが、しっかり出汁の味わいを楽しめる大根からはじまって、練り物系を楽しみました。

甘辛くて黒い関東風のお出汁をしっかり楽しみましたが、やっぱり個人的に好きな種は食べたいので再オーダーです。

はんぺん。白滝。卵。これに大根の4つが僕の中でのおでんカルテット。

はんぺんはふわふわで柔らかいし、白滝は最早白くないくらい染み染みの出汁を味わえるし、卵はもう鉄板の味わいなのです。

そしてさらに追加で頂きました。

タコ

見た目にも素晴らしいタコが二匹。串刺しになっています。
少し固めで、一口で食べるとちょっと口の中が大変なことになるのですが、しっかりお出汁の味わいが。後から遅れてタコの風味を口の中いっぱいで感じることが出来るので、この食べ方がベストかもしれません。

牛スジ

僕が大好きな脂がしっかりとのった牛スジです。
もうちょっと年をとるとこれがちょっと「脂のりすぎ・・・」となるときが僕にも来るのでしょうか。

とうめし

そして〆の「とうめし」です。

看板メニューのひとつですが、意外と歴史は浅く(といっても10年以上昔に)お客様に豆腐をご飯の上に載せて食べたいという要望を聞いていた裏メニューが、いつの間にか看板メニューになってしまったという何処かで聞いたよう話をここでも聞くことが出来ます。

思わずにやけてしまいます・・・。

過度に期待しすぎると期待はずれ!と、思ってしまうこともあるかもしれません。

だってわずか 390 円の出汁がしみしみの豆腐とおでんの出汁をご飯に載せただけの料理ですからね。
ただ、僕は大好きなのです。出汁がきいた豆腐とご飯のマリアージュ。ガツガツとかっこみたくなる不思議な魅力があるとうめし!

ちょっと寒い日にふっと食べたくなるんですよ。おでんをビールで流し込んだ後の〆のとうめし。

ガッてとうめしをかっこんで、1時間位でサッと帰るのがなんか江戸っ子っぽい感じで良いじゃないですか。

こういうお店は長居をするのは無粋なのです。

今日も美味しく頂きました。
ごちそうさまです。

  • お出汁の味わい
  • 豆腐の旨味
4.3

とうめし

箸を入れるとすぐに崩れてしまうくらい柔らかい豆腐がご飯の上に乗っています。
豆腐はお出汁がしみしみ。ご飯にもお出汁がしみしみ。
お多幸本店のお出汁を存分に味わえる逸品です。

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この記事の執筆者

FOODee編集長 アカヌマカズヤ

FOODee編集長。フードブロガー。
株式会社BNF 代表取締役。
元IT会社の経営者。
熟成寿司専門店 優雅、飲食業界専門のクラウドファンディング Foobee 、FOODee IM