和食

西麻布でちょっとした会食とかデートに最適な「だし秀」がオープン!出汁を使った和食が楽しめます。

美味しいお出汁は世界を幸せにしますよね。FOODee編集長のアカヌマです。

2017年11月28日に西麻布で秘伝の出汁を使った出汁料理が楽しめる「だし秀」がオープンするということで、オープン日に伺ってきました。

麻布にある大人の隠れ家として人気のおでん料理「麻布 秀」の姉妹店ということで、早くも人気店になる雰囲気をビンビンに感じます。

西麻布の交差点から徒歩2分

西麻布の交差点から渋谷方面にあるいて2分ほど。右側にありますが、1Fの路面店で外観もかなり目立つのでお店はすぐにわかると思います。

年内はコース料理のみだけど、かなりお得!

年内はコース料理のみで、2018年からはアラカルトの注文も受け付けるということです。
年内一杯は本来1万円のコースが 8,000円で、さらにドリンク2杯がついてくるというかなりお得な感じになっているので、気になっている方は年内に一度足を運んで見ると良いと思います。

そんな「だし秀」のオープン日のコース料理はこんな感じでした。

突き出し
本日のお出汁

突き出しで「お出汁」っていいですよね。温まります。
お出汁は鰹を始めとした、上品だけどしっかりとした旨味を感じるお出汁でした。

これは料理の期待が高まります。

前菜
カステラ豆腐 ローストビーフ つぶ貝のうま煮 野菜のトマト煮 柿の白和え

器がお店の雰囲気にあっていて素敵です。
お店のデザインコンセプトは「ハイカラ」ということで、和テイストベースに微かに「洋」が入り混じっているのですが、器や盛り付けにもそういったこだわりが感じられます。

どれも手が込んでいて楽しめますが、特に旬の食材を活かした「柿の白和え」と、「ローストビーフ」がお気に入りでした。

出汁料理
トマトとベーコンの茶碗蒸し チーズあん

白い茶碗蒸しです。
チーズと生の黒胡椒が上にかかっています。

トマトとベーコンの旨味がしっかり卵に溶け込んで、旨味を感じられます。
たまご。トマト。ベーコン。チーズ。黒胡椒。当然相性はバッチリです!
あ、これはあれですね。カルボナーラみたいです。

なるほど。店のコンセプト通りハイカラな茶碗蒸しです。
美味しくないはずがありません。

お作り
天然鯛昆布締め メジマグロ 平貝

しっかりと手が込んだお造りでした。
鯛の昆布締めはしっかりと鯛の旨味が残りつつも、昆布の風味が感じられるいい塩梅の昆布締めでした。
メジマグロはご存知クロマグロの子供ですが、こういったお店で出しているのは珍しいですね。メジマグロらしく酸味と甘味。ジューシー感を感じられました。
旬や入荷状況によって変わってくるのでしょうが、お作りもしっかりとしたコダワリを感じられました。

一品料理
霧多布特選雲丹の小丼

ウニヌマさんと呼ばれるほど雲丹好きな僕にはたまらない一品でした!
「霧多布(きりたっぷ)水産」さんは北海道の厚岸(あっけし)にあるブランド雲丹ですね。小売は基本的にしていないので、高級料亭とかでしか食べることが出来ません。
仕入れにもかなりのこだわりを感じます。
バフンウニらしい甘味をしっかりと感じられる雲丹丼で、お米は酢飯。

思わずお代わりがしたくなりました(笑)

温物
とり大根

鶏のコンフィと大根です。
流石は出汁を売りにしているだけあります。上品なお出汁と大根と鶏のコラボは絶妙でした。

だし汁はもちろん飲み干しました。

出汁しゃぶ
石垣牛・金武アグー・お野菜

最初に五味とネギがきました。
この時点でちょっとテンションが上りますよね。
胡麻、大根おろし、とろろ、長芋、柚子胡椒です。

沖縄サミットでクリントン大統領が絶賛したことで有名になった石垣牛。ちょっと前までは「幻の石垣牛」なんて言われていましたが、最近では都内でもたまに出しているお店が増えてきました。
金武(きん)アグーというのは初めて聞きましたが、調べてみるとアグー豚の中で数少ない純血統種の1つを【金武アグー】というブランドで展開しているみたいですね。

原種の飼育頭数はわずかに100頭強ということで、中々お目にかかれない幻の豚ですね。

自分でお出汁でしゃぶしゃぶをしていきます。

先ずは金武(きん)アグーを頂きます。
下手な牛肉より全然柔らかくて旨味が口の中にじゅわっと広がる豚肉です。
出汁でしゃぶしゃぶして、一枚はそのまま食べることをオススメします。

アグー豚の旨味を全力で感じることが出来ます。

なんというか甘い。さっぱり。脂感が少ないのに旨味を強く感じられる豚肉です。

続いて石垣牛。
しっかりと甘味が感じられる上品な牛肉です。
間違いない味なので、こちらは是非食べていただきたいですね。

個人的には、もちろん牛肉の旨味もいけているのですが、金武アグーの豚肉の旨味を味わっていただきたいです。
豚肉のポテンシャル。恐るべし。

ご飯
蟹と舞茸の炊き込みご飯

テーブル毎に土鍋で炊き込みご飯を作ってくれます。

これ、間違いないやつです。

食材はもちろん、お出汁の風味が素晴らしいのが伝わってくる炊き込みご飯です。

決して濃すぎず、しょっぱすぎず、でもしっかりとお出汁が主張をしている炊き込みご飯だと感じました。
〆に相応しい一品です。

甘味
豆腐の抹茶ティラミス

最後に濃厚な抹茶味のデザートです。
甘すぎるのは正直苦手なのですが、味がしっかり濃い目の強い抹茶なのに甘くないスイーツで、かなりお腹いっぱいだったのですが、さくっと食べれてしまいました。

おなかいっぱい。ごちそうさまです。

だし秀の楽しみ方

日本が世界に誇る「お出汁の文化」をしっかり体験できるお店です。
素材の旨味をしっかりと引き出すお出汁の旨味は様々な料理で裏方として旨味を引き出します。
だし秀さんではそんな「お出汁」を最大限楽しめるように工夫されているように感じました。時にちょっと「洋」にしてみたり、シンプルにしたり。

きっとこれから予約の取りづらい人気店になると思われるのですが、オープン日に伺えてよかったと感じています。

旬が変わる頃にまた伺ってみたいお店の一つです。

だし秀 西麻布(だしひで)

住所
東京都港区西麻布1-15-7 モダンフォルム西麻布ビルパートⅡ
電話番号
03-3470-8156
URL
http://dashihide.com/

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この記事の執筆者

FOODee編集長 アカヌマカズヤ

FOODee編集長。フードブロガー。
株式会社BNF 代表取締役。
元IT会社の経営者。
熟成寿司専門店 優雅、飲食業界専門のクラウドファンディング Foobee 、FOODee IM