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ハジー技研の【真空保存パッカー】元NASAの研究員萩原さんが作り出した酸化しない容器

FOODee編集部より

食材・液体の「酸化・乾燥・湿気・カビ」などなど、食材を保存をする時に頭を悩ませる保存方法。
そんな食材備蓄や食材を美味しく保つ「革命的な真空保存・真空保存パッカー」が話題に。
とても気になった(個人的にほしい)ので調べてみました!!


HAGY技研(ハジー技研)とは

2001年に設立された千葉県茂原市にある、特許は出願も含み153件も取得している会社です。
事業内容は主に、液体力学を応用した各種機能容器の技術開発・医療機器、介護容器の技術開発、緩衝材など物流機材の開発、製造などで数多くの賞を受賞されています。

代表取締役であり開発者である萩原忠さんの経歴

1931年生まれで御歳86歳で会社代表でもあり開発者でもあります。
この萩原さんの経歴が凄い!!

出身は山梨県甲府市で陸軍士官学校進学を準備中に終戦。
もし後2年戦争が続いていたら特攻隊志願であったので間違いなく戦死していたとのこと。

立教大学卒業、ガス・水道メーターの専門メーカーに就職。
流体制御技術を習得し、その後メーターの発明において高い評価を得る。

まず、ここまででも凄いですよね。
萩原さんが後2年早く産まれていたら、後戦争が2年長かったら。今の革新的技術は無かったということです。

1962年31歳の時にDY NAM IC E COLOGY社に招かれてNASAアポロ計画に参加。
1998年69歳の時に肝臓癌、咽頭癌、余命6ヶ月の宣告を受けたが奇跡的に退院。
1999年70歳の時に何か人のため、世のため、役立つ物はないかと考え、新しい容器の開発に着手し、真空保存容器を15年かけて開発。

65年の技術開発歴。何だかもうよくわからない凄さですよね。
逆算すると72歳の時にハジーを設立されたということです。
経歴からも、とてもエネルギッシュな方だということがわかります。

世界初・酸化しない容器【真空保存パッカー】とは

画像転載元:ハジー技研株式会社

真空保存パッカーとは液体や固体などをプラスチック製の袋に入れ、ポンプで空気を抜くと1年以上真空状態のまま保存でき、何回使用しても中に空気が入らず、飲料や調味料の酸化を防げるため、味の劣化をさせないで消費期限を大幅に延ばせる商品なんだそうです。
何といっても使われている素材の素晴らしさ、真空圧の高さがピカイチとのこと。

真空圧が高いと言われると力がいるのかな?
と思い動画を観てみましたがそんなに大変そうじゃなかったです。
(空気が殆どなくなってきた最後あたりはちょっとポンプ硬そうです。)
何度かポンプを引くのですが、時間にして15秒。

一昨年時点で水中での食材備蓄を目指し実験されており成功しています。
真空状態にした食材を水の中にて保存することで温度が保たれ冷蔵庫がいらない・害獣の被害に合わない。
カビを防ぎ・虫からも守る。
軍事備蓄や災害時にも活用出来るこちらの商品は日常も含めて食材(液体)保存のあり方そのものを変える技術ですね。

HAGY技研(ハジー技研)の商品と値段

ハジー技研の真空保存容器ですが、個体・粉粒体と液体の2つに分かれております。
ホームページにオンラインストアのリンクがあるのですが、「Coming soon」となっており購入できません!
そして値段も買いておらず…。
しかし昨年2016年WBSでは「真空パッカー1枚2,100円〜」と紹介されていました。

【個体・粉粒体】
・真空保存パッカー
真空米びつ
こちらが大きさ違いと空気を抜くためのポンプ付きとなしがあります。
ポンプは一個で良いので最初はポンプ付きを買って、後はポンプなしを買い足すのが良さそうですね。

【液体】
・真空ハジーボトル(アルミ箔)300ml・500ml・1L
真空ハジーボトル(透明蒸着)300ml・500ml・1L
上記2つの違いは透明か否かです。

防衛庁指定 真空無菌水筒 2L型
ハジースタンディングバッグ 水用携帯容器 2L・3L・4L・5L
上記2つは自衛隊の水分補給・災害の用途かと思われます。

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この記事の執筆者

FOODee編集部

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